久野浩志建築設計事務所 | Kuno Hiroshi + Associates | 札幌市を拠点とする建築設計事務所です。
余市の週末住宅「夏の家」の内覧会を行います。日時:2024年10月19日 12:00〜16:00。見学ご希望の方は、メールにてご連絡ください。
自分の家を建てました。
16の部屋 / Sixteen Rooms
2017年に札幌市に完成した住宅です。
住宅を設計するときにいつも考えることは、生活とはなんだろうということです。食べる、眠るなどのわかりやすい行為のほかにも、名もない小さな行為がたくさんちりばめられていて、それらすべてが大切だと思います。そんな名もない行為が、季節や時間によって表情を変える場所とさまざまに出会い続ける住宅なら、生活はもっと楽しく特別なものになると思います。この住宅は、それぞれ違った居心地がある16個の小さな部屋できています。いつもすべての部屋が快適なわけではないけれど、いつもどこかに快適な部屋があり、気持ちのいい場所を見つけながら、ノマディックに暮らす住宅です。
模型は、代官山のヒルサイドフォーラムにて開催された『SD Review 2014』のために製作されました。
合板テーブル / Folding Table made of one plywood
厚さ12ミリの合板一枚を無駄なく使った折りたたみテーブル。「さかずきテラス」という海の家のために作られました。簡単に海辺へ持ち出すことができます。ご購入はメールにてお問い合わせ下さい。
弟の家 / House for Brother
小樽の高台に建つ住宅です。大きく弧を描いた間仕切り壁が空間をおおらかに分けています。この間仕切りは、上空に何もない大きな空間を残しながら、プライベートな場所やみんなの場所を同時に作り出しています。
熊谷邸 / Kumagai House
あたたかな室内と通り抜ける風。庭も屋上も高いところからの眺めも空も。この場所のいろんなことと一緒に暮らせるようにと考えた家。
展覧会『にほんのいえ』 / Exhibition “nihon no ie”
大阪の堂島リバーフォーラムで開催された『にほんのいえ』展に出品した熊谷邸の模型。すべて紙でできています。
バール メンタ / Bar Menta
2人の女の子の小さなバール。細長い楕円形のカウンターだけを置きました。すべての寸法が通常の70%くらいに縮小されています。少しだけ狭く、その分、少しだけ近い。縮小された空間が新しいコミュニケーションを生み出しています。
展覧会『建築のはじまり』 / Exhibition “The Bigining of an Architecture”: 六本木の hiromiyoshii gallery で開催された展覧会『こころのなかの建築』のために製作した模型です。
長屋の計画 / Nagaya
ふつうの集合住宅のように大きな建物を小さな住戸に分割するのではなく、敷地の分割方法から考え始めることで、一戸建てでも集合住宅でもない、集まって住むことの新しいあり方を模索しています。
各住戸の敷地は、端から端まで歩いて50m以上の距離があります。1戸あたり4、5本の木を植えることで、全体で大きな森のような空間ができあがります。それぞれの住戸の敷地は塀で区切られており、森全体の環境を共有しつつもプライベートな雰囲気を持っています。光や緑がいっぱいあって、風が木立を通り抜けてきたり、木漏れ日の中で仕事をしたり、通常、パブリックな場所でしか得られないような環境が集まって住むことでプライベートな状況の中にもたらされています。